書き殴りで進捗を書く事が減りましたが、ここ2日は雑記の気分です。
我が家に居るブルーグラスビッグドーサルが全く仔喰いをしないのですが、そのせいで水槽が大変な事になっています。
ご覧のように水槽中稚魚だらけです。
通常グッピーは仔喰いをするので、雄雌一緒くたの育成でも稚魚は殆ど残らないのですが、この水槽では全く行われていません。
一般的に稚魚を食べないのは良い系統と言われたりしますが、雌から一腹ずつ仔取りする普通のブリード方法ですと勝手に増えた魚は邪魔でしかありませんので如何なものかと思っています。
雄がある程度まで育ってしまうと完全にアウトです。
この親は若魚の間にビビリを拗らせてしまったのが原因だと思っています。後天的なものであって欲しい。
残った稚魚を餌あげずに放っておくのもあれなので、この水槽はブラインオンリーにして稚魚も通常ペースで育っています。
どの道、採る予定の雌の何れかではあるので、これでいいや感もあります。雌はまだまだ現役なのでいくらでも採りなおす事はできますが…。
このブルーグラスビッグドーサルはぱっと見ただけで分かる、典型的な表現をしている系統です。
実際は照明が蛍光灯なので青はもう少し濃い感じになっています。ちょうど良いサイズなので出品して水槽空けるのもいいかなぁ…。とにかく撮影が面倒なんです。
私はハイドーサル系グッピーが好きで、様々な品種で遊んでいるのですが、ブルーグラスはとにかく簡単で、散々擦られてきた品種だと思います。
ちなみにハイドーサル、ビッグドーサル、メガドーサルと呼ばれている背鰭が大きくなる系因子は全て共通の因子です。
現在、この因子が海外からインポートされてくる際はビッグドーサルのインボイスがついている事が殆どで、ハイドーサルと呼ばれているのは見た事がないような気がします。メガドーサル呼びは海外では見ますがインボイスだと私はないです。
日本でメガドーサルと呼称される品種だと過去にはドラゴン、キングコブラ、ブルーグラスなどがありましたが、一部で呼称されていてメジャーな呼び方にはなり得ていない感じだと思います。
海外では割と様々な品種がメガドーサルと呼ばれていましたが、背鰭のサイズ感も特に変わっていないように見受けられました。
名前の物珍しさに惹かれる方はいると思いますが、これらは全て同じ因子なので背鰭の優劣には殆ど関係がありません。
実際は表現の優劣よりもバージョン的な意味合いの方が強いと思いますが、先述の通り現在でもビッグドーサルのインボイスは使われているので、それもどうなんだろうというのが私の考えです。
ただ、3つの呼び方だけで並べると恐らく大抵の人はメガドーサルが1番良いんだろうと感じてしまうのが、ビッグドーサル呼びをしている私にはもどかしいです。
纏めて呼びにくいので一括りにして欲しい所ですが、この分だとそのうちギガドーサルなんて呼ばれ方が出てきてもおかしくないですね(^^;;
そして更に厄介な事に日本で流通しているこれらの因子は入っていない事も非常に多いです。
パターンとしては大まかに2つで…
1.単純に背鰭がデカいだけ
2.抜け落ちてしまっている
どちらかだと思います。
1の場合は少しばかり厄介ですが、ハイドーサル系因子は基本的には典型的な扇型をしているので見極めの指針になると思います。時計だと12時→3時の形ですね。(扇型でなくても入っている場合もあるので要注意)
常染色体の因子なので、雌も照らし合わせてください。
2はぱっと見で分かるので一目瞭然ですが、どういう因子なのか理解していない人には分からないと思います。
このパターンも結構多いので、ハイドーサル系グッピーを購入の際は背鰭は要確認。
尾鰭が大きくなる因子と勘違いされて売られているパターンも割と定期的に見かけますね。
私の話に戻ります。
ドイツイエロータキシードのビッグドーサルを長いこと続けているのですが、中々上手くいっていません。
維持してきた系統が崩れてきたので、我が家のある系統と掛けたのですが、どうにも背鰭が流れてしまう力に負けてしまい綺麗な形にならないのと背鰭が全然立たないのです。
私はタキシード独特の平行四辺形の背鰭自体が噛み合わせ悪いと推測しているのですが如何でしょうか?
結果的に再構築が上手くいかなかったので、海外のBlonde Half Black Pastel Big Dorsal(要はゴールデンのドイツイエロータキシードビッグドーサル)をベースに1から作り直しをしている最中であります。
こちらが今回のオリジンです。
正直ゴールデン自体はあまり好きではないのですが、剛健な系統に仕上がる可能性があるのでそこに期待しています。(ノーマルがいたら作る必要が無いわけですが…。)
大きい個体がいないので、雄は写真を用意できませんでした。携帯のどこかに眠っているかもしれません。それなりの個体です。
ps.SDカードの写真整理をしていたらありました。ナイス。
こちらがノーマルに移植した個体です。
これまでゴールデンを絡めた系統はやはり長持ちする事が多かったように思うので、不本意ながらもヘテロです。
裏打ち遺伝子?理解が浅いので説明は出来ませんが、結果的に良くなればいいかなと思います。
あまり、細々と書きすぎるとまた別で書く時に困っちゃいますが、めんどくさがって書かない事の方が多いので良しとします。
書く際はここを見返してリライトしよう…。
そして、これがノーマルです。
ハイドーサル因子は組み込めた様に見えます。
後はいつも通り?固定する作業で、ゴールデンの出来が良い個体をベースに再交配していこうと考えています。
先月あたりに海外から「君、ドイツ好きなんだろ?」とドイツイエロータキシードが送られてきました。それをノーマル化に使うのが良いかなと思ったのですが、いざ届いたのはゴールデン個体だったので残念ながら使うのは難しそうでした。
ところが仔を取ったらノーマルと分離しました。雄はゴールデンヘテロのノーマルが掛かっていたようです(^^;;
せっかくなので育てていますが、どんな個体が出るのかヒヤヒヤしています。
p.s.ゴールデンかと思いましたが、タイガーのようです。雌を見返したらやはりゴールデン…ぐちゃぐちゃです。
次回は重い腰をあげてプラチナアクアマリンネオンタキシードの2、3腹目を纏めようと思います。
2腹目は先週雑に撮影を終えました。
3腹目は相当出来が良いのでこちらをベースに仕上げていこうと思っています。
雑記なんて適当で良いのに、変に力が入ってしまいました。
それでは、お疲れ様でした。