グッピーコンテスト優勝を目指す男の飼育日記

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ベアタンク水槽の知られざるデメリット

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こんにちは。

最近行なった作業を、記録ついでに書いていきたいと思います。

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こちらはSスリム水槽メインの5段ラック。

 

設置当初から数ヶ月ベアタンクで維持してきたのですが、どうしても気に入らない部分があったので、砂利を敷くことにしました。

 

ベアタンクのメリットは主に「手入れの楽さ」、逆にデメリットは「水持ちの悪さ」といったところかと思います。

 

そこらへんの特性は重々承知ですが、1番気になっている問題はこれ。

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苔がやばい…!

昔、殆どの水槽をベアタンクで維持していたこともありますが、ここまで苔が酷かった記憶はないです。

 

これは照明をつけている時間が伸びたからだと思います。

基本的に、睡眠時以外は一日中つけっぱなしなんですよね。

 

水槽100本あると長時間管理作業することになるので、いちいち付けて消してなんてやってられるわけもなく…。

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で、結局は水換えの際に苔を落とすことになるのですが、これってベアタンクのメリットである「手入れの楽さ」を全て帳消しにしています。

 

砂利を掃除する手間と苔を落とす手間が一緒くらいなので、わざわざ水の安定度が低いベアタンクを使う必要性を感じられなくなりました。

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ベアタンク水槽と砂利あり水槽を比較してみると、右上の砂利あり水槽は苔が少なく、水も小慣れています。

 

ベアタンク水槽は苔が酷く、上段では濁りも出てしまっています。つまり濾過が安定していません。

そして、水が富栄養化している分、余計に苔が生えるという仕組みでしょう。

 

砂利あり水槽では濾過が安定しますし、汚れが砂利に堆積するため、ベアタンクよりも明らかに苔が生えづらいのだと思います。

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また、ベアタンクで過密飼育になるとpHがガンガン下がってしまう為、水換えをサボるとグッピーの活性が下がりやすいです。

 

これは牡蠣殻を入れることで対策することはできますが、結局牡蠣殻を掃除する手間がかかってきます。

 

ここらへんを考慮しても、結局砂利を敷いてしまった方が良いのではないかという結論に改めて達しました。

 

飼育スタイルによって最適解は変わりますが、私の場合は砂利と牡蠣殻の薄引きがベスト。

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早速、大磯砂を買ってきました。

荒さは中目です。

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手返し良く洗えるよう、網に入れてから砂利を洗っていきます。
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新品は濁りが酷いので、良く洗わないと後で全換えする羽目に…。

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まとめて洗うとキリが無いので、小分けにして洗っていきます。
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同時に粗めの牡蠣殻も用意します。

立ち上げ方については過去に書いたことがあるので省略。

www.guppy-journal.com

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砂利が用意できたら水槽を丸洗い。

魚はプラケースに避難させて、苔をガシガシ落としていきます。
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ここまで苔が生えるのに半月くらいです。

1ヶ月に2回も掃除していたらキリが無いですよ…。
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丸洗いしてピカピカになりました!
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ここに大磯を2掴み、牡蠣殻を1掴み入れ、混ぜ合わせます。
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厚さ的にはこんな感じ。

奥側に寄せているので、斜面になっています。
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これで1本完了。

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ちなみに今回Sスリム水槽1本に対して使った量はこれくらいです。

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30本ほど丸洗いし、砂利を敷き終わりました。

多少濁りが出ています。

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ベアタンクの時は丸洗いしても濁りが中々収まりませんでしたが、1日で水がクリアになりました。

まだ砂利自体にはバクテリアがいないにも関わらず、水の安定度が段違いなのが分かります。

 

グッピーを始めた当初は色々なフィルターや底砂で試行錯誤していましたが、今回改めて私にはこの薄引きスタイルがベストだと感じました。

ただし、私の薄引き飼育環境は割とマイナーだと思うので、あくまで一例程度に留めておいてください。

 

以上、結論としてはベアタンクはコケが生えやすいから気を付けようという旨の雑記でした。