【ブリード向け】グッピー水槽の立ち上げ方法
今回はグッピーブリード水槽について、私流の立ち上げ方を説明します。
観賞面やレイアウト面は一切無視して、繁殖・育成専用の水槽になります。また、あくまで私がベストだと思っている飼育論にもなりますので、そこはご容赦ください。
1.水槽を準備
ブリードには枠ありS水槽(30㎝)或いはM水槽(36㎝)を用います。今回は産仔数が少ない場合の育成や、種親などを収容するサブのS水槽を用いて説明します。
私が使っている水槽はGEXさんのマリーナシリーズ。
水槽は大きいに越したことはありませんが、グッピーのブリードには水槽の本数が重要なので、各自のスペース・設備と検討してください。
小規模な場合は、S/M/Lなどの規格水槽よりも奥行きが短いスリムタイプもありますので、おすすめです。
2.底砂を準備
私のブリードスタイルはベアタンクの取り回しの良さと、砂利の安定性を取り入れたハイブリッド。
ベアタンクの不安定さを払拭しながら、丸洗いや水換えの際に取り回しやすさを両立できる方法を取っています。
底砂には大磯砂を用います。
2.1大磯砂を用意
今回使うのはAmazonで購入したこちら。
一番コスパが良かったので始めて購入したのですが、大磯砂としては若干粗目のタイプでした。グッピー飼育には中目の方が良いですが、使えるサイズではあるので我慢します。
大磯砂の必要量ですが、水槽一本当たり少量しか使用しないので、5kgでもS水槽15本相当を賄うことが出来ます。
今回使った大磯は目が粗いので、Amazonで買うなら目が細かいこちらがおすすめです。
2.2大磯砂を洗浄
新品の大磯砂を水槽に入れてしまうと濁りが非常に出るので、綺麗に洗浄していきます。
普通にガシャガシャと洗うだけでも良いのですが、正直きりがありません。
そこで、簡略化と濁りを完全に出さない為、長年愛用しているコック付きバケツを使って洗浄します。
これマジで便利なのでおすすめ。水槽の縁に乗せられる作りなのでソイルに注水する際や水合わせなど、グッピー以外にも使えます。ちなみに取っ手は水を運んでいたら大破しました。
最初は濁りが酷いので、ひたすら洗って水を捨てます。
濁りが弱くなってきたらコックを開け、ここからは自動洗浄していきます。
コックを開いたまま、水をかけ流すことでかなり怠い洗浄作業を効率化!しばらく放置します。
最後の仕上げは洗いやすいように大磯砂を小分けし、手で洗っていきます。
ここまえでやれば水槽に入れて翌日濁りが出るなんてことも起こりません。
3.牡蠣殻を準備
グッピーの水槽は過密かつ大量の餌でPHが下がるので牡蠣殻は欠かせません。
またグッピー自体も弱アルカリを好む魚なので、入れて損は絶対にありません。正直入れ得でしかない。
ただし、入れすぎるとアルカリに傾きすぎるので気を付けてください。
3.1牡蠣殻を買う
私が使用している牡蠣殻はこちら。買いだめした随分前の物なので、もう売ってないかも。
牡蠣殻は水替え時に吸い込まれやすいので粗目の物を用意してください。
調べたらパッケージが変わっていますが、アラタさんの同じものありました。
5袋に減っていますが、リニューアルしたみたいですね。
3.2牡蠣殻を洗浄
牡蠣殻は砂利と混ぜて使うので、袋から出します。
こちらも最初は白濁りが出るので綺麗に洗浄していきます。
牡蠣殻を網に入れて揉み洗い、かけ流しすると楽です。
だいたい濁りが出なくなったら準備OKです。
3.水槽に砂利と牡蠣殻を敷く
大磯砂と牡蠣殻の洗浄が終わったら、水槽をセットしていきます。
3.1大磯砂を入れる
両手で軽く掬える程度の大磯砂を水槽に入れます。目分量で構いませんが、少な目を推奨します。
3.2牡蠣殻を入れて混ぜる
次に片手でつまめる程度の牡蠣殻を大磯砂と混ぜ合わせます。
この2つを合わせて底砂とします。
水槽は縦置きを想定しているので、奥となる方に寄せてください。
3.3水槽に水を入れる
カルキ抜きを忘れずに、水槽に水を入れます。
私が使っているのは安定の4in1。1プッシュで1ml出る容器に移して使っています。
こんな感じになりますね。最後にツインタイプのスポンジフィルターをセットしたら完成です。
こういうやつ。色々な業者が販売していますが、全てXY-2831という型番の物です。
4.完成
これで1本完成。牡蠣殻由来の白濁りが出ますが直ぐに収まるので、放置で構いません。
1連の作業を繰り返して、水槽を増設していきます。
1棚分セットしました。濁りも直ぐに収まりましたので、これで完成となります。
少数であれば直ぐにグッピーを入れても構いませんが、念のため数日から回しすることをおすすめします。
もし濁りが出てしまった場合は、濁りが落ち着くまで全換水を毎日行ってください。
以上、グッピー水槽の立ち上げ方でした!