グッピーコンテスト優勝を目指す男の飼育日記

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冬季発送に使うカイロの保温力を検証part3

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冬季発送に使うカイロの保温力を検証part2

前回はカイロの数の違いによる保温力を検証しました。

今回は発泡スチロールに開ける穴の数によってどれだけ保温力が変わってくるのか検証していきたいと思います。

一応今回で最終回の予定です。

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前回の記事

検証方法

流石にもう説明は不要だと思いますので、今回は省略したいと思います。

今回も水槽の上に袋を放置して水温を統一しました。

少し高めの28.7度からスタートです。

カイロの銘柄はほとんど関係ないことが分かっているので、銘柄はいつものホットジョイです。

前回の検証で、極寒時ではカイロの数は3つが最適という結果が出たので、今回の検証で使うカイロの数は3つとしました。

検証材料

今回は発泡スチロールに開ける穴の数を2種類用意しました。

穴2つと穴4つです。

 

穴2つは60サイズだと見かけますが、80サイズでは見たことがないかもしれません。

真ん中部分に穴を開けてもよかったのですが、80サイズにカイロ3つ自体が割とキツキツで、穴がカイロ本体と重なってしまうので、このような開け方になりました。

 

穴4つは私も使っているメジャーな開け方&数だと思います。

穴の大きさが違うように見えますが、これは穴を開ける際に上から刺したか下から刺したかの違いです。(左では内側の穴が大きく、右では内側の穴が小さくなっています)

実際にやったことのある方は分かるかと思いますが、刺す方向によって表裏の穴の大きさが変わりますので、空気の通れる量は同じです。

 

ちなみに穴1つですと通気性が確保できませんし、穴3つはあまりにもアンバランスなので今回は検証しませんでした。

放置場所はいつも通り、玄関前の砂利上です。

検証結果(1時)

今回の放置開始時刻は18時です。

検証開始から約7時間ほど経過した午前1時。

1回目の水温計測を行います。

穴2つ

穴2つでは水温27.9度でした。

外気温が前回の検証より高いのもありますが、好成績です。

穴4つ

穴4つでは驚異の水温27.5度でした。

この結果には驚きです。とりあえず検証を続けます。

検証結果(14時)

午前中の計測を忘れてしまい14時。

ぼちぼち届き始める時刻ですね。2回目の計測を行います。

穴2つ

穴2つでは23.2度。

流石にカイロの発熱が弱くなり、外気に負け始めてきました。

それでも屋外完全放置にしては良い結果です。

穴4つ

穴4つでは水温22.7度。やはり穴4つの方が低い結果となりました。

検証結果(18時)

最後の計測は18時。これで全ての検証が終わります。

穴2つ

穴2つは20.6度。

これで分かったのはカイロ3つに対して、穴2つでも酸素は充分に供給されるということです。

酸素不足ならその分効果時間が伸びるはずですが、カイロの効果が切れる時間は変わりませんでした。

穴4つ

穴4つは20.3度でした。

何故か差が縮まりましたが、穴2つの全勝ですね。

結果はここまでで、まとめに移りたいと思います。

まとめ

1.カイロ3つでは穴2つで酸素を充分に賄うことができる。(つまり、カイロ3つ以下であれば穴2つで充分)

 

2.カイロ3つ以下で穴を4つ開けてしまうと過剰に外気が入り込んでしまい、逆に冷える原因となる。(カイロ4つ以上は未検証の為、不明)

 

この検証はある意味一番収穫があり、今までの常識が塗り替えられました。

結果として出てしまった以上は知識をアップデートして、今後の梱包に活かしていかなければなりませんね。

 

また、記事の内容とは直接関係ないのですが、この記事を書いている途中に記事の内容が2回もオールデリートされてしまい、少し駆け足で書き直したので言葉足らずな部分もあるかもしれません。

 

とりあえず私が検証したいことは終わりましたので、この記事でカイロ検証は終わらせていただきたいと思います。お疲れ様でした。