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冬季発送に使うカイロの保温力を検証part2

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冬季発送に使うカイロの保温力を検証part2

前回はカイロの銘柄や入れ方の違いなどによる保温力を検証しました。

今回はカイロの数によってどれだけ保温力が変わってくるのか検証していきたいと思います。

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前回の記事

検証方法

大まかな流れは前回と一緒です。

袋が勿体ないので、前回使用したものを再利用します。

水槽の上に放置して温度を揃えました。水槽の温度が27.3度だったので近い温度になっていると思います。

前回の開始温度は25度でしたが、パッキング時の水温を厳密に決めているわけでもないですし、袋の水温自体が揃っていればまぁいいでしょう。

照明で温度が上がるのではと思われた方もいるかもしれませんが、撮影のために一瞬点けただけです。

梱包も前回と一緒で、この辺はスキップします。

カイロの銘柄はホットジョイです。前回の検証で銘柄による致命的な差はないことが分かったので、一番安くて愛用しているこのカイロで検証を行います。

検証材料

今回はカイロ数の差による検証で3セット用意しました。

それぞれについて説明しておきます。

カイロ3つ

まずはカイロ3つ。前回の検証ではカイロ2つだったのですが、野ざらしでは少し保温力不足を感じました。そこで今回は3つからスタート。


また、カイロ3つは厳寒期に私が実際に使用している数でもありますので、良い結果になることを期待しています。寧ろならなかったら問題です。

カイロ4つ

次にカイロ4つ。これが80サイズでの蓋裏貼り付け上限数ですね。

側面などにこれ以上付けれないこともないですが、流石にオーバースペックとしか思えないので、今回は3つと4つの比較ということになります。

放置場所も前回と同じく、玄関前の砂利上です。

室内

最後にカイロ3つで室内放置用。

これはローソンや郵便局での保管時など、もしもの際に加温された場所に保管された場合を想定しています。

暖かくなりすぎてもそれはそれで問題になります。

ちなみに場所は冷蔵庫の上で、エアコンの風が当たるので30度近い場所です。

検証結果(2時)

書き忘れましたが放置開始時刻は18時です。

つまり一回目の計測は放置から約8時間ほど経過した午前2時。

1回目の水温計測を行います。

カイロ3つ

カイロ3つでは水温22.4度でした。前回のカイロ2つ時よりも2度ほどアップしていますね。

実際は野ざらしではなくトラックの中なので、まぁまぁ適温になるのではないかと思います。

 

ちなみにカイロの温度を測っているのははカイロが生きているかどうかの確認で、この温度自体にはあまり意味はありません。

カイロ4つ

カイロ3つでは驚異の水温27.5度でした。

 

適温といえば適温なんですが、環境によっては30度を超えてしまう勢いで、逆に危ないかもしれないですね。

室内

室内放置のカイロ3つでは33.6度でした。

やはり、暖かい室内に置かれてしまうとかなり危うい温度まで上がってしまいますね。

3つでこれなら、4つではグッピーが耐えられる温度を余裕で超えてしまいそうです。

検証結果(8時)

朝8時。この時間はまだ郵便局内に保管されているのではないでしょうか。

さっそく2回目の計測を行います。

カイロ3つ

カイロ3つでは19.4度。

何度も言いますが、実際はこれよりも数度は高くなるかと思いますので、それ込みで考えると適温くらいかと。

温度自体も低めではありますが、このままでも比較的安全な温度です。

カイロ4つ

カイロ4つでは26.3度。たった1つの差ですが全然違いますね。

屋内も一桁のような豪雪地帯ではこちらのほうが良いのかもしれません。

ただし、屋外でこれだと少し暖かい場所に置かれでもしたら…恐らくヤバい、、、

室内

室内放置では35.8度でした。この温度でずっといたらグッピー死んじゃいます。

そもそもグッピーハウスが30度近いので、ここまで上がってしまうのは当然ですね。

そんな場所に保管されるリスクはそうないとは思いますが…。

 

もしカイロ4つの状態だと25度くらいの一般的な部屋の温度でも30度を大きく超えてしまう可能性がありそうです。

25度くらいならローソンのバックヤードなどで全然ありえそうです。

検証結果(18時)

お次は18時。大抵の地域にはこの時間までには着きます。

カイロ3つ

カイロ3つは18.5度。なかなか良い感じですね。実際は20度を下回ることはないのではないでしょうか。

先ほどの暖まりすぎるリスクを考えると、全然許容範囲です。

カイロ4つ

カイロ4つは22.2度でした。

流石にカイロの寿命が尽きてきたという感じでしょうか。

24時間完全屋外放置という条件下ならカイロ4つが適温という結果になりそうです。

室内

室内は36.1度でした。これはもう特に言うことはないですね。

おまけ:検証結果(2時)

たまたま測れたので、2日目の午前2時ラスト計測を行います。

カイロ3つ

カイロ3つは15.4度。いやぁ~屋外ではもう厳しいですね。
郵便局内であれば、もしかしたら2日目も乗り切れるかもしれません。

 

カイロ4つは写真撮れていませんでした;;

17度くらいだったかも。

まとめ

1.完全屋外放置であればカイロ4つで適温を保てるが、荷物がトラックや郵便局内にあることを考えるとカイロ3つが適正。

 

2.加温された室内放置だとグッピーの生存可能温度を超えてしまう可能性がある。カイロが多いほどリスク高。

 

3.0度を下回る豪雪地帯などは温度が上がりすぎるリスクを加味してでも4つがいいかも。

 

今回で分かったことは以上です。

蓋に開ける空気穴の数なども検証してみたくなってきました。

 

ま、それは次回ということで、カイロ編を最終回にしたいと思います。