グッピーコンテスト優勝を目指す男の飼育日記

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【ヘルシー飼料の革命児!】TREBIOグッピー・カラシンのインプレッション!

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飼料レビューの記事は早くも第3弾!

今回は吉田飼料株式社さんから発売されている、「TREBIOグッピーカラシンのエサ」のインプレッションをしていきます。

 

本来はロングセラーを優先してインプレする予定でしたが、急遽路線変更です。

 

同じような方向性の飼料ばかりまとめていたら私も読者もマンネリしてしまうので、ここいらで1発マイナー飼料を試していきましょう。

パッケージと中身をチェック!

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トリセツは写真の通り。

この飼料は方向性が明確に決まっており、健康維持に重点を置いた飼料のようです。 

 

栄養価については後述しますが、ここまでローカロリーに尖らせた飼料は熱帯魚用としては非常に稀有だと思います。

 

これは私個人のボヤきになりますが、「なんか似た名前の飼料多くないですか?(´・_・`)?」

 

「メジャーな卵胎生魚とカラシンの名前全部だしとけばええやろ」感のあるパッケージから、実は食わず嫌いしていた飼料でもあります。

類を見ない程のヘルシーさ

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栄養価は「タンパク質38%、脂質4.5%、粗繊維3%、水分10%、灰分15%」となっています。

 

裏面だけを見ると「これ川魚用の飼料と間違えて買っちゃったかな?」と勘違いするレベルで栄養価の低い飼料ですね。

 

"以上・以下"の表記なのであまり参考にはなりませんが、全ての数値を合算しても65%程度しかありません。

 

「栄養価低いならダメやん」と思われる方もいるかもしれませんが、残りの35%が無駄という事ではありません。

 

残りの割合については、ビタミンミネラルや乳酸菌など、健康維持をサポートする部分に割り振られていると考えるべきでしょう。

 

そう考えると、サブ飼料としては相当な効果が期待できそうですね。

ヘルシー系飼料らしく、植物性原料についても海藻とクロレラがしっかり含まれています。

 

ちなみに原料の"ふすま"というのは小麦の外皮を指しているとの事。

ふすまはツナギとしての役割を持つのか、それとも何か別の意図があるのか…残念ながらこれは私の知識不足で分かりませんでした。

嗜好性が懸念点となるか

ヘルシー系飼料にありがちなのが、嗜好性の低さ。

この手の飼料は動物性原料の割合が少なくなってしまう事から、食いの悪さが目立つ事が多いのですよね。

 

ここまでヘルシーだとメイン飼料としては不向きだと思いますので、サブ用途としてローテンションで与えるシチュエーションが多いと思います。

 

そんな日常的に食い慣れない状態でも果たして食べてくれるのか…。

ここが本飼料の評価を大きく左右する事になりそうです。

マチ付きアルミ蒸着袋がありがたい

"グッピーカラシンのエサ"は30gと少量パッケージですが、マチがついたアルミ袋になっています。

 

立てて置けると便利なので、この配慮が何気に嬉しいですね。

 

このパッケージがあるならば、個人的にはもう少し大容量の製品が欲しくなってしまいます。

飼料のファーストインプレッション

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前置きばかり語っても仕方ないので、さっそく中身を取り出してみます。

匂いはごく僅かで不快感なし

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匂いに関しては一般的な熱帯魚飼料を薄めた感じ。

人目線で評価すると匂いはかなり弱めですね。

 

部屋が臭くならなそうですし、リビングでアクアリウムを嗜んでいる方に良さそうです。

 

匂いが弱いとなると余計に嗜好性が気になるところではありますが、実際に試してみればハッキリするでしょう。

粒はかなり硬めで不揃い

粒の感触はだいぶ硬め寄り。

潰せないレベルではありませんが、これを稚魚用にすり潰すのは些か面倒です。

指先が痛くなっちゃうかも('ω')

 

個人的に「これは良くないな」と感じた点が1つあり、それは粒が不揃いである事ですね。

砕けたカスで粉っぽい感じも少しあります。

 

なにより大きめの粒が混じってしますので、食べれるギリギリサイズに与えていると、食い残しに繋がってしまうかもしれないです。

 

粒のサイズに関しては平均的。

2ヶ月くらいの幼若魚から与える事が出来そうです。

実際に給餌してみた

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ここからは実際にグッピー達へ与えていきます。

私はこの飼料をサブ用途で想定しておりますので、色々なシチュエーションで与えてみたいと思います。

成魚への使用感

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まずはこちらのRREAフルレッドメガドーサルリボンに与えます。

 

便宜上成魚としましたが、サイズ的には若魚との中間でまだまだ食べ盛りの大きさです。f:id:popopoppun:20240108191425j:image

とりあえずドバっと与えました。

比重が大きい為か、かなり沈みやすい!
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反応の初速は想像以上。

硬いので口当たりが悪く吐き出しそうだと思っていましたが、せっせと飲み込んでいきます。


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素晴らしい!

初見にして想像以上の爆食を見せてくれました。

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しかし、ここからが本番です。

沈み切ってしまった残餌は食べてくれるのでしょうか?

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メスの反応は非常に良く、沈下後も嗜好性が保たれています。

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無事完食しました。(残っているのは糞)

 

沈下したエサに対するオスの立ち上がりは遅いものの、これは仕方のないことだと思います。

 

"グッピーカラシンのエサ"は匂いが弱いので、RREAのオスはそもそも存在に気づきにくいのでしょう。

RREAのオスのみ慣れるまで少し時間が掛かりました。

若魚への使用感

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まさかここまで嗜好性に長けているとは思ってもみませんでした。

しかし、そうなってくると限界を試してみたくなってしまいますね。

 

お次はこちらのラズリーブルーテール過密育成水槽にドバあげを施してみたいと思います^^
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容赦なくいきますよ('ω')


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喰らえっ!w

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競争の原理も働いて素晴らしい食いつきを見せてくれますが、それでも沈下する量が遥かに上回ってしまいます。

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まず最初に反応したのはやはりメス達。

逆立ちしながらせっせとガッついていますね〜。
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一方その頃、オス達は表層を右往左往しながらエサを探しています。

もうそこにはないんだよ…。


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少し経つとオス達も反応し始めました。


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数分後、底のエサを貪り食うオス達の光景が広がっていました。

 

ぐぬぬ…このエサ想像以上のポテンシャルがあるやもしれんぞ。

更なる追い打ちをかけていく

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この感じ、まだまだいけますね。

という事で追加給餌を行なって更に追い込んでみたいと思います。
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喰らえ〜!(底のエサを食べているので全然気づかれない ;  ; )
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どばばばば。

ここで1つ悪い点に気づいてしまいました。

 

粒の成形がイマイチだと触れましたが、それ以上に粉末状のカスが溶けて水槽を汚してしまいますね。


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それでも水槽内はひたすらお祭り騒ぎ。

ここまで一気に与えると食い飽きてしまうエサが多いのですが、グッピー達の食い気はまだ持続しています。

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2回目も早々に完食間近。

しかし、ここでとんでもないことに気づきます。

 

「水が濁りまくっとるやんけ(´・_・`)!」

 

左の種親ブルーグラス水槽と比較すると、透明感の差がもう一目瞭然ですね。

 

これだけ与えたら水の汚れは覚悟すべきですが、これ本当にヘルシー系飼料なんですよね…?

 

水産飼料を与えるのと同じような使用感なので感覚がバグってきました。

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翌日になると水に透明感が戻りました。

あれだけ与えて糞も少ないですし、水質的な視点で見ると水は汚しにくそうですね。

幼魚への使用感

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給餌サイズの下限を確かめたいので、幼魚に与えてみます。


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1.5ヶ月の幼魚達。

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問題ナッシング。

嗜好性の高さも損なわれず、腹一杯まで食べてくれました。

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生後1ヶ月ちょいの幼魚なりたてサイズへ。
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残念ながらデカい粒を食べられず。

顆粒のバラツキを考えると1.5ヶ月以上に与えるのが関の山でしょう。

フルサイズへの使用感

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ヘルシー系飼料の恩恵を受けやすいのは成魚以上なので、フルサイズのブルーグラスメスに与えてみます。

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3匹+αにしては多く与えてしまいました。

大丈夫かな…。

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フルサイズのメス美しすぎる…じゃなくて沈下後もしっかりも食べてますね。
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完食〜!

嗜好性については文句なしの抜群ですね。

ヘルシー系飼料でここまで食いが良いのは初めてです。
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吉田飼料株式会社さん…そしてトレビオブランド。

今回初めて使った商品ですが、私の中でかなり印象強く残りました。

今後の新製品にも期待したいと思います。

グッピーカラシンのエサの評価

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最後に"グッピーカラシンのエサ"の評価をまとめます。

再度断っておきますが、このエサは健康維持に長けた飼料です。

 

その為、スペック上の表記だけで見ると、決して評価が高くなりませんでした。

 

これではあまりに実際の使用感との齟齬が大きいので、評価項目を栄養価→健康面と変更しました。

コスパ:★★★☆☆

"グッピーカラシンのエサ"は実売300円前後。

容量は30gになりますので、1グラムあたり10円となります。

 

コスパ的は平均レベルですが、小容量でここまで安価な飼料は珍しいですね。

パッケージコスト等を踏まえると、実質的なコスパはかなり高いんじゃないかと思います。

割高な場合、まとめ買いでのカバーがおすすめです。
10袋のまとめ買いでもせいぜい300gですからね。
水槽が複数本あるなら使い切るのは容易いですし、小分けによる鮮度保持が出来て逆に良いと思います。

嗜好性:★★★★☆

嗜好性に関しては市販品の中では上位クラス。

難癖をつけるとしたら、匂いが弱い為RREAオスの反応が鈍いことくらいでしょうか。

 

何故ここまで嗜好性が高いのかは分かりませんが、ヘルシー系の飼料としては破格の性能です。

健康面:★★★★★

本飼料は育成に重きを置いていませんので、栄養価という観点で評価するのは些か酷というもの。

 

そこで今回は健康面という観点から評価してみました。

 

"グッピーカラシンのエサ"はカロリーが低い為、内臓にかかる負担が非常に少ないです。

内臓機能が落ちる低水温下での給餌や、代謝の落ちた成魚に給餌することで、ローカロリーならではの恩恵が得られると思います。

 

カロリーが低い分、不足しがちな栄養素の補給や免疫強化に優れており、健康維持という側面においては最強です。

 

グッピーのコンディションや健康面が気になる方は、ローテーションに組み込む事で改善が期待できるでしょう。

 

イカロリー飼料ばかり挙げている方は、週に1、2回与えるだけでも寿命やピークの期間が伸びますよ。

オスの鳩胸やメスの肥満対策にもおすすめです。

 

ちなみに肥満症状の見極め方ですが、オスのお腹が常にパンパンになっていたり、メスが太っているのに全く繁殖しないというのが典型的な肥満症状になります。

 

他にも寿命が極端に短い場合は、栄養価の偏りやカロリー過多であることが多いです。

水の汚れにくさ:★★★☆☆

ヘルシー系飼料にしては水を汚しやすいタイプです。

これはエサ自体の水質悪化ではなく、粉末状のカスが溶けたことによる濁りがメインです。

 

この濁りに関しては時間経過で濾過されて透明に戻りますが、一時的に鑑賞性を損ないます。

 

鑑賞メインの水槽でドバッと与える使い方は控えた方がよいでしょう。

チマチマ与える分には気になりません。

汎用性:★★★☆☆

粒の大きさは平均程度ですが、成形精度が甘くバラツキが多いです。

 

そこに目を瞑れば生後1.5〜2ヶ月程度から与えることが出来ますので、汎用性はまずまず高めだと思います。

粒の柔らかさ:★★☆☆☆

顆粒系の中でもだいぶ硬めの使用感。

潰して使うことはかなり難しいと思います。

 

非常が高く沈みやすい為、荒い砂利やソイルを敷いている方は一度の与えすぎに注意。

 

ペアタンクが望ましいですが、粒が大きく細かい隙間には入らない為、細かめの大磯砂とも相性は良さげです。

まとめ

"グッピーカラシンのエサ"を一言で表すならば、嗜好性に長けたヘルシー系飼料。

 

メイン飼料には不向きですが、サブ用途でこれ以上扱いやすい飼料はそうそう無いですね。

 

ヘルシー系の飼料は嗜好性が低く使いづらいものが多いので、個人的にかなりおすすめ度の高い飼料になりました。

 

これまで健康面に気を使わずグッピーを育ててきた方にはサブ用途として試していただきたい1本。

小容量かつ安価なので、お試しやすいかと思います。

 

内属に負担をかけないということと、腸内環境を良好に保つことはグッピーの健康に大きく関わってきますからね。

 

グッピーのコンディションが気になる方、なかなか健康に飼育できず困っている方にも最適。

イカロリー飼料ばかり与えている方もぜひ一度試してみてください。