本記事は奇形魚の写真がメインです。
少しショッキングなので、苦手な方は予めブラウザバックしてくださいね。
グッピーを長期飼育してきた人なら、お腹にイボのついた稚魚を見かけたことがあるかと思います。
このイボの正体ですが、結合児の名残です。
グッピーはお腹部分でくっついた稚魚が産まれてくる事がありますよね。
こちらはそこまでレアな現象ではないので、見たことある人は少ないはずです。
結合児は通常、くっついた稚魚2匹が共倒れで死んでしまいます。
しかし、何らかの原因で片方が生き残った場合、死んでしまった片方の稚魚がイボという形で残っているのではないかと思います。
昔、そんなイボグッピーが成魚まで成長した写真を見たことがあるのですが、その写真ではイボ部分から無造作にヒレのようなものが生えていました。
今回、我が家でも同じでような事例が起こりましたので記録として残しておきます。
これはトパーズ同腹のパンジーですね。
イボは大きくありませんが、リボンのような細長いヒレが生えている事が分かると思います。
この子に関してはあまり不自然感がないので、選別するまで存在に気づきませんでした。
そしてこの子が問題児。
フルレッドメガドーサルから産まれた個体になります。
少し成長不良を拗らせていましたが、生後6か月まで問題なく生きています。
アップしてみましょう。
正面からの写真。
左側に生えている赤いヒレは胸鰭と同じ形をしています。
後ろから。胸鰭のようなヒレが確認しやすいかと思います。
真下に向かって生えたヒレは一体何でしょうか。
横からの写真。
繋がっている部分から生えているヒレは腹びれにそっくりですね。
こうしてヒレの生え方を確認すると、2匹の稚魚がお腹合わせにくっついた結合児の名残に見えませんか?
私がそう考えるもう1つの根拠は、イボの発色です。
フルレッドは基本的にお腹以外の部分が赤く染まりますので、イボ部分が赤い発色をしているということは、やはりそういう事なのではないかなと思います。
一個上の写真を拡大してみるこんな感じ。
腹びれの形が瓜二つ、もはや確信に近いです。
ちなみにこういった個体は後天的なものだと思いますので、交配に使っても遺伝はしないと思います。
そもそも交配できるレベルまで育つケースが少ないですが、周りへの害はないので飼育上放っておいても問題はありません。
本気記事はここまで。
グッピーではありませんが、面白いケースがありましたので最後にリンクを貼っておきますね。