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セリアの”薬味保存パック”を産仔ケースに使ってみた

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セリアの”薬味保存パック”を産仔ケースとして使ってみた

皆さんはグッピーの産仔ケースにどんなものを使っていますか?

今はアクアリウムメーカーから様々な”産卵箱”なるものが販売されていますよね。

 

飼育規模の大きい方は、別用途のアイテムを産仔ケースとして使っている人も多いかと思います。

市販の産卵箱は確かに便利ですが、コスパが良いとは言えません。

グッピーの飼育規模が大きくなると、複数の産仔ケースが必要になる為、市販品では中々に厳しい所があります…。

 

また、水槽に取り付けて使う為、スペースの少ない小型水槽との相性も良くありません。

これらを考慮すると、グッピーの産仔ケースには以下の2点が求められると思います。

 

コスパが良い事

②完全に独立させられる事

 

この2点を満たすものと言えば、100均のアイテム。

100均にはグッピーの産仔ケースに使えそうな製品が数多く存在します。

実際に産仔ケースとして使っている人も多いはず…!

 

そこで今回は、セリアの”薬味保存パック”を産仔ケースに使ってみましたので、感想をまとめていきます。

セリア 薬味保存パック

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店舗で撮影した写真ですみません。

パッケージはこんな感じ。

追記:キャンドゥでも同様の商品を確認しました。

薬味保存パックの作りをチェック!

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薬味保存パックは容器+ざる+蓋も3つで構成されています。

産仔ケースとしてはこれ1つで完結している感じ。

網目の形状は良さそう

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ざるの網目はこんな感じ。

網目の大きさが写真だと伝わりにくいですが、稚魚がギリギリすり抜けられるだろうなというサイズ感です。

 

特に側面部分は問題なく機能しそう。

底面部分はちょっと期待薄かな。

水量には若干不安が残る

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次に水量を測ってみます。

実際の使用を想定して、水は7割程度入れました。


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水量は350ミリリットル。

ざる付きなので欲は言えませんが、ちょっと少ない。

 

これだけの水量だと出産時の腹水で汚れやすいので、注意が必要ですね。

 

また、隔離から出産まで時間がかかりそうな場合は、エサ切りが必要です。

事前にエサを与えないでおくか、隔離中に糞をしたら産仔ケースを適宜換水しましょう。

 

ちなみに独立した産仔ケースを使う場合、給餌は厳禁です。

半月程度はエサを与えなくても問題ありませんので、産むまでは隔離するつもりでいてください。

 

「産むかどうか分からない」

「どうしてもエサをあげたいんだ!」

という人には、そもそも独立型の産仔ケースは向いていません。

 

このケースは本来の用途ではありませんので、使用に関しては自己責任でお願いします。

グッピー初心者の方は、水が循環するタイプの市販品を使いましょう。

実際に出産させてみた

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出産中の画像になりますが、魚を入れるとこんな感じ。

水量こそ少ないものの、丸形なので窮屈ではなさそうです。

稚魚は問題なく隔離に成功

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産仔が始まった直後、稚魚はちゃんと外側に出られていました。

構造上、底よりも側面から出た稚魚の方が多そうです。

 

網下の空間が広いので、稚魚にも充分なスペースが用意されているのが良いですね。

稚魚が内側に戻りにくい

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「側面にいる稚魚は大丈夫かな?」

と見ているとある事に気づきました。

 

このケース、稚魚が内側に戻りにくいぞ!

 

側面の空間が狭いので、稚魚が網目に対して垂直にならず、内側に戻ってしまう事がないようです。

 

スリットが大きいと稚魚が内側に戻ってしまい、再び危険に晒される危険があるのでこれは素晴らしいですね。

市販の産卵箱は”くの字”のスリットになっている為、隔離された稚魚はほぼ確実に保護されます。

 

しかし、市販の産仔ケースはスリットが底に1つしかない為、稚魚が浮いてしまうと中々隔離されず、親魚に食べられる事も0ではありません。

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対して”薬味保存パック”は産まれてから隔離されるまでが早い上に、内側に戻りづらい。

 

稚魚を保護するという観点ではかなり高性能だと感じました。

産仔後も使いやすい

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産仔が終わったので、親魚を水槽に戻し、ざるをどかしてみます。
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ざるは少しつかみにくいですが、気にならないレベル。

ざるを網のように使って、親魚を水槽に戻すことが出来ますね。

稚魚は全て無事

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今回はRREAのレッドテールで試してみた所、食べられた稚魚は0匹!

(アルビノの稚魚が食べられると白い糞として排出されるので、食べられたかどうかが判定しやすいです。)

 

アルビノは目が悪いので親が稚魚を食べにくいという事もありますが、産仔ケースとしては全く問題ないですね。

 

水量が少ないのでこのまま稚魚の育成は難しいですが、臨時プラケースとして一週間程度ならば使えるかもしれません。

水量が少ないと成長障害を引き起こしてしまいますので、なるべく早くプラケースや水槽に移してあげる必要はありますね。

評価

最後に産仔ケースとしての評価をまとめます。

稚魚の保護:★★★★★

稚魚を隔離する点については文句なし。

保護率は市販品と遜色ありません。

 

これまで使ってきた産仔ケースと比較しても、非常に優れています。

水量:★★☆☆☆

エサ切りを徹底すれば殆ど問題ないですが、出産時の腹水が多いメスだと危険かもしれません。

 

産仔が終わったら、早急に水槽へ戻してあげましょう。

コスパ:★★★★★

100均かつ1つで完結する為、コスパも文句なし。

複数揃えることも容易ですね。

個人的オススメ度:★★★★☆

ちょっと辛口ですが、評価は4/5とします。

産仔ケースの用途としては優秀ですが、以下の点が気になりました

 

①水量の少なさ

②親魚が見にくい

③収まりが悪い

 

①水量の少なさ

細かい説明は省略します。

たまに蓋を開けて換気したり、産仔が始まるまでこまめな換水を心がけましょう。

 

水が汚れていなくとも、毎日換水すれば安全かと思います。

 

②親魚が見にくい

ざるが全方位を囲うので中の魚が見にくいです。

加えて丸形なので、中が歪んで尚更見にくい感じ。

 

隔離中に調子を崩してしまうと、発見が遅れるかもなぁという心配が若干あります。

 

全く見えないわけでもありませんので、定期的に凝視して様子を見てあげましょう

 

③収まりが悪い

重ねても嵩張ることはありません。

しかし、丸形なのでどうにもしっくり並ばない。

 

私が変に几帳面な事もありますが、たくさん並べると少しモヤモヤする人もいるかなと思います。

まとめ

今回はセリアの”薬味保存パック”を産仔ケースとして使ってみました。

100均には、他にも産仔ケースとして使えそうなアイテムが沢山ありますので、引き続き調査を続けていきたいと思います!