枠あり20センチキューブの水槽を設置して数ヶ月経ったので、使用感等々をまとめておきます。
20キューブ水槽の使用用途
経緯を辿ると20キューブ水槽は「狭いスペースに1つでも多くの水槽を置きたい!」という考えで導入しました。
規格最小のSスリム水槽だと干渉してしまうスペースだったので、必然的に20キューブを選ぶしかなかったという感じですね。
そんな20キューブ水槽ですが、私の場合はこういった運用をしています。
2ペア以下の種親交配。
産仔数が少ない稚魚の飼育(20匹以下)
水量が少ないので、用途はかなり限られます。
正直なところ、わざわざグッピーブリードに使うような水槽ではありませんね。
一般的な熱帯魚飼育でもあまり好まれないサイズだと思います。
使えるフィルターが限られる
規格水槽よりも横幅があるので、メンテナンス性は悪くありませんが、スポンジフィルターがかなりギリギリです。
少し水が蒸発するとパイプが露出してしまいますし、ほぼ満水まで入れないと頭まで水中に入れることができませんね。
ただし、ちょっとくらい頭が出ていても、使用に問題はありません。
スポンジフィルターは使えるものの収まりが悪いので、基本的には投げ込みフィルターを使用するのが吉だと思います。
枠ありならセットでロカボーイがついてくるので、そのまま使えばOK。
また、高さがないので砂利を入れるのにも向いていません。
つまり底面フィルターも×。
結論としてはベアタンク+投げ込みフィルターの運用が最適。
丸洗いが超楽
サイズ感の近いSスリム水槽と比較しても、圧倒的にメンテナンスが楽です。
Sスリム水槽はかなり手狭感があるのですが、それよりも水量の少ない20キューブ水槽の方が不思議と開放感がありますね。
横幅があるだけで、ここまで違うとは…。
20キューブ水槽の水量
20キューブ水槽の水量は8リットルです。
私の場合、スポンジフィルターを完全に沈めて使いたいので、ほぼ満水まで水を入れています。
(地震が来たら詰むのでおすすめはしません)
裏はこんな感じ。
謎の嵩上げがされています。
これは一体どういう意図があるのだろうか…?
他の規格水槽と違い、引きずると黒板を爪で引っ掻いたような不快音がなります。
個人的にここだけは受け入れられない。
蓋の穴が微妙

蓋はこんな感じ。
左が20キューブ、右がSスリムです。
見ての通り、穴がなんとも言えない位置に空いています。
私の場合はラックの最上段に置いているので、穴が目視できず餌をうまく入れるのが困難です。
規格水槽のように、隅部分に空けてくれれば良かったのにね…。
何故そうなった(´・_・`)
個人的オススメ度:★☆☆☆☆
結論!20キューブ水槽は、なしよりのなしです。
見え透いた結果ではありましたが、用途が限られ過ぎているので、わざわざ好んで使うような水槽ではありません。
金魚を単独飼育したいとか、小型のメダカや熱帯魚を極少数飼育する人向けですね。
必要なキャパがコロコロと変わるグッピーには向いていません。
ただし、濾過器をつけられる大きめのプラケと考えれば使い道はありますので、小スペースの有効活用として一向の余地はあるのかもしれません。
奥行きの少ないスペースの枠埋めにどうぞ(゚ω゚)