ゴールドレース
タイからの品種です。
主にファームで生産されている傾向のある品種で、まだ広く流通はしていないようですが、コブラ系に強いファームが所持しているようです。
この品種は自分の中での定義が少し面倒でした。まず、一つ目に輸入段階で表現が固定されていなかったからです。


↑当初輸入した2ペアの片割れです。恐らくですがこれがオリジナルタイプの表現だと思います。表現的にはイエローレース+シルバーボディ(仮称)なのが一目瞭然でした。光沢のある細かいコブラ模様に黒の下地が特徴です。
このボディは海外ではシルバーパターンと呼ばれているのですが、どうもイエローレースと合わせた場合はゴールドという呼称に変えているみたいです。
海外では日本のように遺伝的な呼び方があまりされていなくて、直感的な名称がつけられることが多いです。例えばアイボリー→ホワイトなどですね。他にはブラックブルーなど2色で表現することもあります。
尾柄は非常に細かいドットタイプです。流れるタイプの柄よりも私は好みですね。


そしてこれがもう一匹の雄です。写真だと伝わりずらいですが、光沢のないボディです。
このボディは散々累代してきたので一目瞭然でした。
とりあえずこのタイプは切り捨ててオリジナルであろうシルバー(ゴールド)ボディを増やし始めました。



雌に関しては見分けがつきません。検証では別系雌とのF1で表現出来る事が分かったので常優だと思ってはいるのですが、最近はこのご時世なので交流もなく、私の考えに留まっています。
そして、別のファームから頼まれものを輸入する際にゴールドレースがあったので、もう2ペア程入れてみました。ついでにゴールドレースダブルソードというのも一緒に。
まずは、ゴールドレースダブルソードの方から。


これについては最初から分かっていたのですが、ゴールデンの事をインボイスでゴールドと呼んでいたみたいですね。まぁ…向こうでは良くあることです。GoldとGoldenですからね。


さて問題のゴールドレースですが、届いたのはイエローレースでした。うーむ…これに関してはアテが外れたということでしょうか。
そもそも海外由来の系統である以上はRREAブルータキシードのような類似品種の呼び分けにも多少の意味はあるとは思いますが、少なくともこの品種では必要性を感じないわけです。
明確な差が感じられるシルバー(ゴールド)ボディの表現がいるわけですし、今後はその表現のみをゴールドレースと呼ぶことにします。
世に出すことが出来るかは分かりませんが、記録として残しておきます。