グッピーコンテスト優勝を目指す男の飼育日記

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グッピーの寿命と老衰の兆候について

グッピーの寿命と老衰の兆候について

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今回はグッピーの寿命についてまとめます。グッピーはライフサイクルが短い種類故、寿命を意識して飼育することは大切です。寿命の把握は純粋な飼育だけでなく、累代する上で仔取りの目安や、水槽の回転にも役立ちますので是非学んでいってください。

 1.グッピーの平均寿命

グッピーの平均寿命は1年半です。これまで育成した1万匹程のデータから、殆どの系統では±半年の範疇に収まりました。

例外として群ではなく個で見ると短命だったり、長寿な個体もいます。

また、グッピーの寿命は飼育スタイルや育成環境に大きく左右されますので、一概には言えません。

1年足らずで衰弱して死んでしまう場合、外的要因ではなく系統的に虚弱になっている可能性があります。

1-1雄雌での寿命差について

雌雄での寿命差は体感では雌の方が若干長いように感じます。私の所では、種親の中から最後に残るのは雌である経験が圧倒的に多いです。

グッピーでは致命的な負荷がかかった場合、基本的には雄からダウンしていきます。

つまり雌の方が基礎的な体力がある為に老衰が致命になりにくいのではないかと思います。

 

そういった意味では雌の方が長寿ですが、生物として定められた寿命自体は勿論同じです。

また、一度も産仔をしなかった雌や中性化個体はずば抜けて寿命が長いですが、ここではイレギュラーとします。

 

2.グッピーの月齢別ライフサイクル

次にグッピーのライフサイクルを月齢順に紹介します。

グッピーのサイズでの呼ばれ方は稚魚→幼魚→若魚→成魚とシフトします。

2.1稚魚期

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生後1ヶ月までは稚魚と呼ばれる期間です。

飼育に慣れていない人は死なせてしまう場合もありますが、グッピーの稚魚は汚れ抵抗だけで言えば成魚よりも丈夫です。

稚魚の死亡に関わる要素は主に2つあります。

1つ目は親が体調を崩していない事

2つ目は給餌ができている事です。

粉餌だと嗜好性に欠け、給餌量が不足しがちになります。

立派な体躯に育てたい方にはブラインシュリンプの給餌をおすすめします。

2.2幼魚期

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生後1か月~生後2か月は幼魚と呼ばれる期間です。

徐々に人工飼料に切り替える時期で、しっかりと飼育が出来ていれば死んでしまう事はまずありません。

この頃には水槽に放してあげないと成長速度に影響が出始めます。(正確には一匹当たり一定の水量が必要)

2.3若魚期

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生後3か月~生後4か月は若魚と呼ばれる期間です。

赤虫などの飼料も食べれるようになり、指数関数的に大きくなっていきます。

ただし、この時期からは水を汚し始めるので水質管理の意識が必要になってきます。

ショップで売られているのは殆どがこのサイズです。

2.4成魚期

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生後5月半~生後6か月は成魚と呼ばれる期間です。

この頃から尾びれなどが伸び始め才能開花が始まります。

個体の優劣も差が付き、選別&掛け合わせに適した時期です。

2.5ピーク期

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生後7か月~生後8か月はピークと呼ばれる一番グッピーが美しくなる時期です。

この頃から雄の繁殖能力が低下し始める為、仔取りを済ませたいところです。

飼育方法や系統によってピークの時期や長さは異なります。

2.6老魚期

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グッピーの旬は短く、生後8か月以降は老魚と呼ばれる時期です。

雄は月齢を重ねるほど尾びれが欠け始めたり、泳ぎも弱弱しくなっていきます。

また、雌を追いかける頻度や粘り強さもなくなり、仔を採るのが難しくなっていきます。

一方、雌は晩成傾向にあり一気に尾びれが大きくなってきたり、飼育技術によっては更に体も大きくなります。産仔数も増えますので、若魚雄×老魚雌の交配は鉄板です。

これ以降は老衰の一途を辿りますが、老化現象や老衰が訪れる時期は系統の頑丈さや飼育技術に依存します。

 

3.グッピーの老化現象

グッピーの老化現象について紹介します。

以下の現象が起こったからといって直ぐに死ぬわけではないのでご安心を。

基本的には月齢からも老化が予測できますが、購入魚などで分からない場合など一種の指針にしてください。

3.1尾びれの欠損

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雄に顕著な現象ですが、ピーク後から少しずつ尾びれの欠損が起こります。

欠損度は個体差と月齢によります。画像個体は15か月を超えて、特に顕著な例なので分かりやすいかと思います。

ちなみに先ほど老魚として掲載した個体と同腹です。どちらも極端な例ですが、差が伝わったでしょうか?

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雌では寿命直前までこの現象は起こりません。

画像個体は30か月、寿命直前の雌の尾びれです。

いずれ避けられない事ですが、水質管理を徹底することで長持ちさせることは出来ます。これには薄飼いと安定した濾過が必須です。

簡単にこれらを満たす方法として、水量の多い水槽&底面フィルターが安定性もあり抜群に優れています。

私はベアタンク(砂利なし)&スポンジフィルター派ですが、初心者の方には水質維持が難しいので底面フィルターがおすすめですね。
3.2腰が落ちる

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こちらは雌に顕著な現象ですが、尾筒部がへの字に湾曲します。産仔後を重ねるにつれて起こりやすい現象で、腰の落ちない個体や系統は優秀です。

雄にも起こりえる現象で、これには尾筒の太さが強く影響します。

特に餌が足りなくて線が細い個体は尾びれを支えきれなくなって曲がってしまいます。

尾筒の太さには育成期の給餌が重要なので、やはりブラインシュリンプは絶対に欠かせないと思います。

3.3目が濁る

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これは極端に寿命が長い個体に起こる現象です。恐らく視力の低下が起こっているのではないかと思います。

目の病気であるポップアイとは違い、所謂白内障で水晶体が濁っているのではないかと思っています。

4.グッピーの寿命が近い兆候

グッピーの寿命が近づいてくると様々なサインがあります。

突然死した?とならないよう、死期を察することが出来る兆候を紹介します。

 

4.1縦泳ぎ

立て泳ぎにも種類がありますが、寿命間近の泳ぎはかなり弱弱しく死期も近いです。

立て泳ぎの特徴でもありますが、頭を振り体全体で遊泳姿勢を行う形になります。

4.2沈んだまま

グッピーが沈んだままの場合は前提としてコンディションが良くありません。

老魚が沈んだままになってしまうと、直ぐに死ぬことは滅多にありませんが日に日に衰弱して死んでしまうケースが多いです。

4.3体色が薄くなる

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体色が薄くなってきた場合はかなり死期が近づいています。グッピーから逸れますが、コリドラスでは典型的な死相ですね。体が白っぽく濁り始めるのは末期症状です。

4.4痩せる

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餌を与えていても少しずつ痩せていきます。

雌では産仔後にお腹がべっこりとしてしまう事もあります。

5.グッピーの寿命に影響する要因と長生きさせるコツ

お次はグッピーの寿命に関わる要素を紹介します。

以下の要素は寿命の長さに密接に関わっています。

5.1水温

水温は寿命に一番大きく影響していると感じています。

高水温では短命になり、低水温では長寿な傾向にあります。

これには代謝などが影響しているので、魚が年を取ってきたら高水温下での飼育は控えるべきです。

特に夏場の高水温には要注意で水槽用のファンを使い冷却を行ってください。

エアコンなどの一括管理あっても水温計を一個は用意して、把握しておくのが良いでしょう。ラックなどに水槽を置いている場合は格段に一つずつ置いておくことでより徹底した水温管理が可能になります。

特に高低差による水温差というのは想像以上にありますので要注意です。(エアコン直下や最上段)

5.2餌の量

成魚以降に餌をドカ食いさせると顕著に早死にします。

給餌量のコントロールは勿論、高タンパク高脂質な餌からヘルシーな餌へと切り替えてあげることで、より長生きさせてあげることが出来ますので植物質の低カロリーな餌をおすすめします。

グッピーは雑食性ですのでクロレラスピルリナといったものを与えることも出来ますよ。

5.3系統の活力

これは飼育ではコントロールの出来ない要素です。

近親交配が続くと短命化などが起こりますので、あまりにも寿命が短かったり、ピークが早すぎる場合は血の入れ替えをおすすめします。

しっかりと系統立ててブリードする上では遺伝子について理解する必要がありますが、一般的な飼育であれば同品種を他所から導入して交配させるだけでも充分です。

血縁関係が遠い程、雑種強勢の恩恵を受けられますので、元の購入元とは違う場所から導入するのがベターと思います。

例:近くのショップ産×通販など(問屋が同じ場合もあるのでご注意)

6.まとめ

今回はグッピーの寿命関係についてまとめました。

グッピーも生き物ですので、どんなに飼育が上手くてもいずれは亡くなります。

例えピークの様に綺麗で元気な姿ではなくなっても、飼育者として責任をもって飼育してあげてください。

また、累代出来るのがグッピーの魅力でもありますので、次世代へと繋いでより綺麗な個体を目指して頑張るのも一興です。

当サイトではグッピーのブリード経験を活かして深堀していますので、興味のある方は見ていただけると幸いです。