熱帯魚のブリードにかかる電気代・水道代等の諸費用について
やあ。今回は以前から纏めたいと思っていました、ブリードの経費についてお話します。執筆に当たり、2019~2021年の領収書(一部不足)をデータ化してグラフにしました。
約3年間の平均から計算しましたので、かなり正確な数値になっているのではないかと思います。では早速…。
各経費の概要
まずはデータの一覧から、各費用は以上になりました。下水道代は2か月に一度の請求ですので、1か月飛ばしになっています。
赤文字は1番金額の高かった月の平均値、青文字は1番金額の低かった月の平均値を表しています。
ブリードルームは凡そ25㎡です。天井は2.5m程で、築5年。
現在、稼働している水槽は80本です。
数値だと見づらいので、とりあえず纏めてグラフ化しました。
電気代が明らかに高いことが分かります。
次に高いのがガス代で、下水道代、水道代となっています。
水道代と下水道代は金額こそ違うものの計算方法が同じなので推移としてはイコールの関係になっていますね。
各費用ごとでもグラフ化したので、詳細については次項から考察していきます。
熱帯魚のブリードにかかる電気代
熱帯魚のブリードに1ヶ月でかかる電気代は平均して11832円となりました。
月ごとでの変化も1番大きく、最高が2月の14845円、最低が11月の9606円でした。
特に厳寒期の12月から2月にかけてエアコン代が跳ね上がっています。
6月や11月の気温が適水温で安定している時期は目に見えて費用が下がりました。春先や初秋が最安値を記録するかと思われましたが、少し意外な結果です。
エアコンの温度設定は基本的に年間を通じて26℃に設定しています。
エアコン管理とはいえど外気温の影響を受ける為、一時的に夏場は低め冬場は高めにする場合もありますが、原則±2℃以内に収まっています。
他にLED蛍光灯が11本、アクアリウム用LEDが8本稼働、フィルター送風用のブロワーが二本稼働しているので、こちらも固定費になっているはずです。
しかし、MaxとMinで5000円近く差があることを考慮すると大半はエアコン代が占めているものと思います。
熱帯魚のブリードにかかる水道代
熱帯魚のブリードに1ヶ月でかかる上水道代は平均して1737円となりました。
これに下水道代が加わるので実際の水道代は3500円程になります。
最高が7月の2579円、最低が11月の1077円でした。
水道代に関しては水換えの回数などに影響されるので比較が難しいですが、普通の暮らしと比べると割高です。
また、エアコン管理とはいえ夏場は水が汚れやすい為に、水道代が高くなっているのではないかと思います。
熱帯魚のブリードにかかる下水道代
熱帯魚のブリードに1ヶ月でかかる下水道代は平均して3680円となりました。
最高が7月の4833円、最低が11月の2760円でした。
捕捉・訂正しますが、2か月ごとの請求なので実際は1840円となります。
エクセルの仕様上、請求の来ない隔月には前後の平均値を挿入していますが、毎月の経費としては正しくないので注意してください。
傾向としては上水道代と全く同じで、値段も殆ど変わりませんね。
熱帯魚のブリードにかかるガス代
熱帯魚のブリードに1ヶ月でかかるガス代は平均して3461円となりました。
最高が3月の5224円、最低が11月の1684円でした。
これに関しては水道水の水温調整にかかる費用が多くを占めています。ブリードとは関係ないですが、お風呂が占める割合も高そうです。
また、水道水の温度が高い時期はお湯にするための出力も少ない為、極端に安くなっているようですね。確かに初秋の水道水は直接水槽に入れられるほど適温です。
まとめ
以前、ブリードにかかる経費を概算して書いたことがありましたが、今回ようやく具体的な数値で纏めることが出来ました。
ブリードの上では更に餌代やカルキ抜きなどの飼育費がかかります。
最後に、1年間にかかる費用を合計したものを〆として張らせてさせていただきます。
熱帯魚のブリードをする方の参考になりましたら幸いです。