グリーンタキシード交配しドイツに戻されている系統です。
欧米系グッピーの血を引くことで体格や尾びれのポテンシャルは随一だと思います。
普通のドイツイエロータキシードとは違い尾ビレやボディにグリーンタキシード由来の発色が強く確認できます。
ドイツイエロータキシードにグリーンタキシードの起源であるUSAグリーンデルタの血を用いることで、サイズの大型化やガッチリした体型が期待できると思われます。
反面、ドイツイエロータキシード特有の純白の尾ビレを実現させるのは非常に難しいです。非常に癖の強い系統と言えます。
ここまでの画像個体は尾開きもよく、尾ビレの長さも申し分ないフルサイズです。
おまけに、サンセットではないものの胸ビレがガルウイング状に伸長していることが分かります。
別個体の画像。ボディには鹿の子が入らず、尾ビレはほんの少しグリーンになっていることが分かるかと思います。
このX側を使うことが大事なようで、一般的な尾ビレを改良するために雌を差し替えることは本系統ではタブーなようです。
雄の差し替えと、根気良い選別が必要だと思います。
グリーンですね。次に雌の表現を掲載します。
一見するとドイツイエロータキシードの雌と同じです。
尾ビレの形は良好で期待できます。
ところが、別の視点から見ると若干問題があることが分かります…。
次の画像をご覧ください。
これはプラケースに入れて撮影した画像です。
背景が白で照明を当てた所、雌も尾ビレに黒みがあることが分かりました。
雄と雌の表現はある程度リンクしているので、画像の雌から子供を採っても暗色の尾ビレになると予想できます。
別個体の画像。
この系統の今後の選別ポイントは以下の2つです。
・最低限としてシミがないこと
・尾ビレがなるべく純白であること。
引き続き維持改良を行っていきたいと思います。