キングコブラのリボン化
前書き
いつぞやの続きです。恐らく丁度一年くらい前でしょうか。そのいつぞやのは時間のある時にブラッシュアップして書き直そうと思います。
さて、私の記憶では別品種からリボン遺伝子を引っ張り、キングコブラとしての固定も既に終わっていたかと思います。
次はどう尾柄を作っていくか、ボディパターンも変えれたらいいなといったかんじで終了した記憶があります。
その後、私の所持している2系統を交配したのですがなかなか仔が採れず、そのまま青水飼育で半年以上放置してしまいました。
なので結果的に子供は採れたというよりかは増えていたという感覚なのですが…。
回収も選別もせずにいたら若魚にまでなっていましたので、今回はその仔達のレポートです。
1系統目
悪い結果から報告します。
こちらはリボン化の際にも使用した系統の雄を掛け直しました。
雄の尾柄は反映されないので仕方がないのですが、良い個体を得ることは出来ませんでした。
リボン
ノーマル
やはり雌が良くないのか尾柄は壊滅的になってしまいました。表現的にも最初に掛けた系統のXが残っているのではないかと思います。
また、元々コブラ模様がイマイチな系統だったので、雄を変えたことで悪いところの寄せ集めになってしまいました。ボディが割れた個体も出てはきましたが…。
尾柄の良い雄を掛けたのでこの腹の雌は使えなくもないと思うのですが、良いサイズのリボン雌がいなかったのでライン分けはせずにこのまま終了とします。
2系統目
こちらはシルバー柄の系統の雄を交配しました。
正直期待していなかったのですが、一部良い個体を得ることが出来ました。
リボン
ノーマル
シルバーボディが発現したことから遺伝形式を汲み取ることも出来ますが、ここではとりあえず触れないことにします。
尾柄が比較的良い個体がオリジナルの系統に酷似していることから、Yと常が尾柄に与える影響も多いのだと思います。勿論、このノーマル雄のように悪い個体も沢山いました。
まずまずな雄は得られましたが、わざわざこの中から使う必要が全くないので、交配には用いません。
リボン雌
唯一回収できたリボン雌です。実際はもう少し尾びれは黒い感じです。
正直、頭部の形があまりよくないのですが、こちらの雌からまた作っていこうと思います。水槽を空けたいのでプラケで交配します…。
このままシルバーボディの系統を掛けていくのも良いのですが、それではいつまでも尾柄が作れないので、また尾柄の良い系統を差し替えて根気よく作っていこうと思います。
このシルバーボディが常であれば雄を再交配せずに維持していけるので、この系統との交配が後々活かしていけるのではないかなと。
私はほぼ確実に常だとは思っていますが、雌側からの遺伝を確認できれば常確定と大きな収穫にまなります。
今回の報告は以上です。
やはり雄側で作っていくのは相当苦戦しますね。グラスのリボン雌を買って掛ければ一発なのですがこのままオリジナルでの完成を目指します。
では黒バックで撮影した写真を載せて今回は締めとさせて貰います。少しピント甘いのは勘弁してください〜。