ダイソーの”ねぎポット”を産仔ケースに使ってみた
産仔ケース第3弾!
またまたダイソーにて、産仔ケースに使えそうなアイテムを発見してしまいました。
その名は【シャカシャカねぎポット】
本来は冷凍ねぎを振って砕き、そのまま振りかけて使うケースとのことです。
しかし、このねぎポットにも例の如くスノコが付いており、産仔ケースに使えそうな雰囲気がプンプンです。
これは試す他ないですねぇ…。
というわけで今回は、ダイソーの”ねぎポット”を、産仔ケースとして使用したインプレを書いていこうと思います。
前回の”きざみねぎ保存パック”が期待外れだったので、ダイソー製の産仔ケースとして名誉挽回なるか!?
↑前回の記事
ダイソー ねぎポット
外観はこちら。
サイズ感はかなり小っちゃい!
振ることで冷凍ねぎを砕くように作られているので、縦長の作りになっています。
スノコ下のスペースもかなり狭いですが、産まれたての稚魚が一息つくには問題ないでしょう。
追記:セリアでも同様の商品を確認しました。
ねぎポットの作りをチェック!
今回の製品も、容器+スノコ+蓋の3つが揃っており、産仔ケースとしては自己完結しています。
スリットの作りが良いかも


スリットは長めのI字型。
右は前回の”きざみねぎ保存パック”についていたスノコ。
四角型の穴だと稚魚が通過しづかったので、I字は期待できそうですね。


更にスノコを固定するための軸が付いています。
前回のように、親魚のリフトアップ事件が起こる心配がないのもグッドです。
水量は最低限


7割程度入れた水量は約350ミリリットル。
実際の使用感
さっそく気になる点が1つ。
表面がスモーク状態なので、親魚の様子が見づらい!
ただでさえ水質が悪化しやすいのに、中の状態が確認しづらいのはいただけませんね。
稚魚はある程度隔離できている
RREAレッドテールで産みそうな個体が居なかったので、今回はネオンタキシードのメスです。
正確には、一度RREAレッドテールで検証したけど、スマホ海ポチャで写真が消えました;;
データ類は全ロスしたので、今はiPhone14proに買い替えています。
4年間使用したiPhone11よりも、バッテリーの持ちが良くてめっちゃ快適。
話が逸れました(´・_・`)


こうして見ると、8割くらいの稚魚は隔離できているといった感じです。
一度下に隔離されたうえで、再度スノコを通過して上に行ったのかもしれません。
死産の稚魚や無精卵はしっかりと隔離されています。
このことから、産仔ケースとして機能しているといえそうですね。
産仔後のプラケとしては良くない
水量が少ない事、表面がスモークで中が確認できないことを考慮すると、産後の育成用プラケースとしては向いていません。
私は面倒くさがって一週間程そのまま育ててしまいましたが、早めにプラケースか水槽に移してあげましょう。
評価
最後に産仔ケースとしての評価をまとめます。
稚魚の保護:★★★☆☆
産仔ケースとしてはそこそこ使えるかなという感じです。
産まれた稚魚が完全隔離されるわけではないので、多少食べられる危険性はあるかなと思います。
同じダイソーの”きざみねぎ保存パック”よりは幾分マシですね。
水量:★★☆☆☆
必要充分って感じ。
事前のエサ切り、もしくは隔離後の水換えは必須です。
親魚の状態が確認しづらいので、より一層注意が必要かと思います。
コスパ:★★★★★
文句なし。100円+税です。
個人的オススメ度:★★☆☆☆
そこそこ使えるやんみたいな感じで書いてきましたが、評価は2/5です。
産仔ケースとして使えはするけども、正直オススメは全くできないです。
というのも特別良いと思える点がなかったんですよねぇ…。
その割には、使いにくいと感じる点がかなりありました。
①水量が少ない
②親魚が見にくい
③育成プラケとして使えない
④収まりが悪い
⑤かなり使いずらい
①②③に関しては説明を省略します。
④収まりが悪い
このケース重ねられないんですよ。。。
大量に使う場合は水を入れた状態で重ねられた方が便利ですし、保管時にも絶対邪魔になります。
しかも、軸付きのスノコのせいで、分解して保管するにも余計嵩張ります。
これを沢山揃えるのはナンセンスな気がしますよ。
⑤かなり使いずらい
普通に使いにくい要素が多いです。
まず、スノコをセットするのが難しい。
何でかというと、このスノコにも例の如く浮力があるんですよ…。
水を入れた状態でシャフトが浮いてくるのでセットするのが結構だるい感じです。
また、親魚を入れたままシャフトをセットするのは少し危険です。
シャフトが斜めになりながら浮いてくるので、スノコとケースの隙間に挟まる可能性があるからです。
となると水を入れた状態で蓋をして、投入口から親を後入れする感じになります。
この投入口がまた狭いんだ…。
網では到底入れられないので、親魚を手づかみして入れるしかありません。
グッピーを手で掬うこと自体は特別問題はないのですが、面倒くさい事この上ないですね。
そして更なる地獄は産仔後。
縦長なので親魚まで指が届きませんw
このケースを水槽まで持っていき、シャフトを垂直に引き抜いて親魚を掬う必要があります。
これがまた難しいんですよ。
蓋を取った際にスノコが斜めに浮いてくるので、親魚がすぐにスノコの下に行ってしまいます。
私の場合は結局プラケースに水を全部出して、親魚だけ網で掬うことになりました。
こんなんじゃ2度手間、3度手間で無駄が多いです。
ということで、同じ水量の少ない類似品ならセリアの”薬味保存パック”の方が遥かにオススメできます。
「今すぐ産仔ケースが必要なのに、近くにダイソーしかあらへん!」みたいなシチュエーションにならない限り不要ですね…。
まとめ
今回はダイソーの”ねぎポット”を産仔ケースとして使ってみました。