突然ですが、ラズリーブルーテールの選別をしていきたいと思います。(更新できなかった日の穴埋め記事です)
この品種は千葉の頃からやっているのですが、引っ越してから再度輸入し直したので厳密には別系統です。
とはいえ、同じくRREA因子を保有していますし、元を辿れば一緒なんだと思います。
本系統は以前やっていた系統にはなかった因子を保有していて、そのおかげでブルーを綺麗に発色できる事が強みです。
ただし、選別により目利きが必要な事と、生産効率が若干落ちる事がデメリットです。
察しの良い方は何の因子か気づいてるかもしれませんが、一応秘密ということで…。
結構歳なので、尾鰭がパックリ割れてるのもいますが使う種親。
この品種の注意点として、ラズリー抜けをしっかりと抜くことが大切です。
ラズリーが抜けていてもこめかみ付近は薄くブルーに発色するので紛らわしいですが、そこを見落とさずにしっかり抜かないとラズリーが何処かへ飛んでしまいます。
1、2ヶ月遅れくらいの雄水槽が2本。
こちらは販売に回す予定です。
露骨なラズリー抜け。即抜きです。
こういうのが1番紛らわしい個体です。
ラズリーが薄いだけの可能性もありますが、どちらにせよラズリーの発色としてはよろしくないので、親には使いません。
この品種は上見が綺麗ですね〜。
雄の選別は難しくないので、雌にいきますか。
この系統は少し癖があるので、私自身掴みきれてない部分もあり、雌選びはかなり慎重です。
雌も既に何回か選別して篩にかけています。
まず、私の理想としては地の発色は良いに越したことはありません。
そういった意味では左のような雌が良い。この雌を残した理由は発色が安定しているからですね。右の雌は発色が弱いです。
左の雌は少しこじんまりした尾形です。
尾開きの角度はそんなに悪くないですし、まぁ1番無難な雌という事で残してあります。
ただ、尾鰭末端のバリア部分がないんですよね。
この系統は尾鰭の持ちが良いとは言えないので、そこが改善できずネックになるかもと思っています。
右の雌は尾鰭の伸びが比較的良いこともあるのですが、尾鰭のバリア部分が非常に多く残っています。
そこを評価して残したのですが、尾のムラが気になります。うーん…この雌は一旦パス。
この系統は尾の根元に黄色があるので、他系統のブルーテールで立て直した方が良いかもしないです。
本命の雌。綺麗に撮れませんでしたが、比較的どれも高水準な個体です。
尾先の発色がほんの少し不揃いですが、まぁ妥協できるレベルでしょう。
そしてリボン個体。
まだあまり出来は良くないのですが、残す雌です。
ノーマルと比べると少し薄いですが、リボン雌で繋ぐしかないので、仕方なし。
選別漏れの雌はこんな感じ。まぁ説明不要でしょう。
ちなみに若魚の時はこんな感じのシミ個体などをセコセコ抜いています。
次世代の出来は今のところ良さげなので、年末頃のセールとして出品するかもしれません。
今回は雑記程度の記事なのでここらへんで終了します。