グッピーコンテスト優勝を目指す男の飼育日記

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ラズリーブルーテールの成長に感動

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ラズリーブルーテールの成長記録。

雑記でもちょろちょろ書いていましたが、自分ながらに中々良くなってきたと思いますので、ブリード記事として紹介しようと思います。

グラスとネオンタキシードの交配に使っていた一匹。

6か月なので、もうひと伸びあると思います。

 

若魚を2匹交配用に選抜しましたが、私の選別眼はあっていたらしく、その2匹がやはり良くなりました。

まだまだ課題点はありますが、お世辞にも良いとは言えなかった系統をこのレベルまで持って行けたことが何よりうれしいです。

エッジ部と真ん中の膨らみを矯正できれば、フルサイズでコンテストでも戦えると思います。

実際はフルサイズまでの尾持ちなど、目に見えない改善点もあるので、容易な事ではないんですけどね。

そして2匹目、これも交配に使っていた子です。

少し尾が欠けてしまいました;;

さっきの写真だと目がキマっているように見えますが、こんなかんじで鼻先の血管が目に透けているだけです。

尾びれの展開がえげつないことになっています。

ショースタンダード的にはここまで開いている必要はないかもしれませんが、これはこれで見栄えがするので私は好きですね。

いかにもブルーテール系統の尾びれって感じです。

これは交配には使っていない個体です。

表現的にはどれも似たり寄ったりで、足りない点は共にエッジ部です。

そして同腹のメス。

ここ数世代は尾びれ末端の透明部分に重きを置いて選別していました。

弱点である尾持ちの悪さを改善する為です。

 

結果、多くの個体で透明部が強く出るようになりました。

しかし、尾持ちが抜群に良くなったとはいえず、透明部分はあくまで物理的な欠損やPH低下による溶けへの抵抗のみ。

 

月齢や老化による尾溶けの対抗にはなりえないんじゃないかなと思うようになっています。

もっと内面的な何かを改善する必要があるのかもしれません。

産仔が近いのか異常に暴れまわるので撮影諦めた…。

こじんまり尾びれです。多分RR。

 

この系統を難しくしている要因は間違いなくブラオ遺伝子ですね。

同時に全身ブルーを表現するのに必須なのもブラオ遺伝子と分かりました。

 

ラズリーかつブルー(Rr)で真っ青ですね。

このことからブルーテールよりも、元々ブラオ遺伝子を用いる品種に組み込んだ方が馴染みが良いのかもしれません。

 

そう考えるとラズリーをブルーグラスとネオンタキシードに組み込もうとしたのは正解でした。

交配の記事についてはまた別で書くので、今回は省略します。

ラストメス。産仔ケースにも数匹いますが似たり寄ったりなので撮影はやめときます。

 

他に優先すべき改善点が多いので、尾びれ付け根の黄色発色についてはよほど酷い限り見ていません。

ブルーテールの場合は個人的にそこまで気になりませんね。

 

次はリボン。

リボン系統のオスは基本残していないので、メスのみです。

(メスは)リボンも良くなってきました。

ぱっと見では相当良い表現でまとまってきた気がするんですが、まだ子供を採っていないので成否は分かりません。

まだ若いので育成を続けて、ノーマルからの子供が育ってきたらそれと交配かなー。

別個体。

沢山残してありますが、ノーマルのメス以上に似たり寄ったりな感じです。

同腹オスの残り精子で膨らんでくる個体もいますが、採らずに放置しています。

そしてこれは先代のリボンメスです。

唯一の残り組で、フルサイズ目前までデカくなっています。

元気すぎるので、この子からは更に3腹程採りました。

腹びれが垂れる姿勢と、カール。

サイズに伴って腹びれもめちゃくちゃ長くなっているので、優雅です^^

 

それでは最後にこの子の子供たちを紹介。

一番大きい腹が3か月目前くらいです。

リボンちゃん(君)

ぱっと見綺麗ですが、ノーマルと比較して若干ムラがあり、一歩遅れています。

尾びれもリボンの方が簡単だと思うのですが、なかなか上手くいきません。

そしてノーマルオス。

リボン系統は世代を重ねるにつれて何故かどんどんパープル調へ変化していきました。

これはRRのオス。

この腹はRRの個体殆どに赤いムラが出てしまいました。

 

こういった表現はRrになることで赤みを誤魔化すことができますが、完全には隠せず結果的にムラのあるブルーになるってことだと思います。

 

パープルになる理由も恐らく赤のムラが原因だと思います。

ブルーテール+レッドのムラでパープルになっているんでしょう…。

メスの子供にも殆どぽっち状のムラがあり、先ほどのデカメスは選択をミスったのかもしれません。

こちらはメタルブルーテールのメス。

全くの別系統でシミも出ません。

比べてみると表現も全然違いますね。

 

ノーマルで良い個体を作るならこのメスにラズリーオスを掛ければ良いのですが、改善したいのはリボンなのでそうはいきません。

 

そこでメタルブルーテールのオスに、先ほどのフルサイズリボンメスを掛けて見ました。

一腹しか採れてないのでメタルが掛かっているか不安ですが、上手くいけばメタルブルーテールリボンが出来ます。

 

何度かメタルオスを掛けなおしてクオリティが安定したら、改めてラズリーを掛けるという方向で改善するのも効率的ではないかと考えています。

 

だいぶ長い道のりですが、まずは若いリボンメスを使って順当に子供を採って次世代を確認してみるつもりです。

ではでは。