グッピーコンテスト優勝を目指す男の飼育日記

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グッピーブリーダーのあれやこれ

ラズリーブルーグラスの作出①

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これの続きです。

 

ラズリー×ネオンタキシードの交配と並行しながら進めている、ラズリー×グラスラインでのブリード記録です。

ちなみに交配ペアはこちら↑

メスは手前(下)側です。

 

このペアで採ったF1オスはYラズリーXグラスになりますので、全てラズリーグラスが得られました。

今回の交配ではオスメス共にRrだった為、子供にレッド/ブルー/ブラオが出てきています。

 

一度に全てを載せきると長くなってしまうため、本記事ではラズリーレッドグラスと、次の交配だけ紹介していきますね。

 

一通り撮影した後にデータが全部ぶっ飛んで撮り直しになってしまったので、写真はかなり雑いです。

集中して綺麗に撮影した直後だったので、結構萎えました(´・_・`)

 

ラズリーレッドグラスは全部で3匹います。ではさっそく。

ラズリーレッドグラス

1匹目

1匹目はこんな感じになりました。

まず今回子供の表現を見て思ったのは、メスが当たりだったなという事です。

一発目で柄の入りがかなり良いです。

ラズリー発色を分かりやすく撮るとこんな感じ。

ヘテロモルファとの兼ね合いはどうなるのかなと思いましたが、この子に関しては良い感じに拮抗した表現になっています。

 

ヘテロモルファが全く見えないとあっさりしすぎてしまうと思いますし、ラズリーが全く感じられないと意味がないのでバランスは中々良い塩梅だと思いますね。

 

個人的な好みとしてはヘテロモルファはもっとハッキリしてほしいところですが、ラズリーとヘテロモルファは恐らくトレードオフになっているので、両立するのはかなり難しいかなと思います。

 

分かりやすく書くと、ラズリーが強くなるほどヘテロモルファが潰れる可能性が高いという事ですね。

ラズリーはRrになると更にビカビカになると考えられますので、ボディの色彩はブルーグラスでは全く別物になると思います。

尾の色彩に関しては、ラズリーの影響で黄色~紫~赤のグラデーションチックになっています。

尾形やドットに関してはこの子がNo1。

 

写真で比較しないと伝わりにくいと思うので、さっそく次へいきます。

2匹目

2匹目。

ラズリー発色と赤の濃さは、先の個体よりもはっきりしています。

尾柄と尾形は先の方が好みかな。

 

ラズリーの影響は特に関係ないと思いますが、ヘテロモルファは途中で切れてます。

 

ちなみにレッドグラスは元々ボディが赤いですが、腹部の赤斑はラズリー由来のものに置き換わっていると思います。

 

創作中は様々な表現を出した方が選別の幅が広がるので、好みに関係なくこちらも次の交配に使う予定です。

3匹目

 

ラスト3匹目。

これまでの個体との相違点は、背びれが黄色い事。

そして尾の下地が白っぽい事の2つ。

 

なるべく黄色が入らないように、赤(青)で濃くしたいと思っていますが、影響を受けるのは仕方ないですね。

 

Yの影響による考察もいくつかしていますが、今回の写真から言える事ではないのでブルーの時に書こうと思います。

4匹目

普通のレッドグラスも1匹出ています。

これはラズリー抜けではなく、交配を始める前に混泳していたブルーグラスとの子供だと思います。

 

その根拠もありますが、今回載せた写真だけでは説得性がないので別記事にしたいと思います。

 

ちなみに当たりメスだと感じたのは、この残り胎を見ての感想です。

つまり普通のブルーグラスも出ています。

 

こういうことがあるので本当は処女メスを使うべきではあるんですが、メスは再び差し替えますし、オスなら違いに気づけるので特に不便はないですね。

 

例えば同品種で別系統との交配、アクアマリンとシンガーブルーなど見分けのつきにくい品種で交雑しない限りは、交配前の残り胎が出てきても違いに気づけるので問題ないと思います。

(※メスを使う場合は割と問題かも)

 

話が逸れてきたので、次は交配相手を載せていきたいと思います。

1匹目

リボンのRREAブラオメス。

 

Xをグラスで揃えながら、リボン化とRREA化を並行。

更に子供は全てブルーグラスになるという強欲交配になります。

流石に欲張りすぎですかね?

 

実はラズリーブルーグラスは既に沢山いますし、後に3腹も控えています。

そう考えるとオスには困らないのですが、現在掛かっていないメスがブラオしかいないんですよね。

 

ブラオと掛けるくらいなら、オスはレッドでしょうということで。

案外ブラオも残しておくものですね。

 

ノーマルのブルーグラス系統は処女メスがいないので交配してもすぐには採れませんが、こちらなら直ぐに採れます。

ノーマル×RREAなので採り逃しのリスクもほぼありません。

 

ブラオなので表現が分からない事、別系統のグラスであることが懸念点ですが、採らないと進まないのでひとまずこの子で採っていきたいと思います。

2、3匹目

先ほどのRREAと同じ系統です。

まだ他にもブラオメスはいますが、失敗のリスクを考えて残しておきたいと思います。

まとめ

ここまでの組み合わせをまとめると、オスはラズリーレッドグラス3匹。

メスはブラオ、ブラオリボン、RREAブラオリボンの3匹で交配することになります。

 

ちなみに一対一交配をしない理由はまとめて水槽飼育の方が、水が安定するという事。(プラケだと頻繁に水換えが必要なのでしんどい)

 

そして、産仔の度に掛かっているオスが切り替わったり、複数のオスが掛かって産まれたりする為、表現に幅が出るという事ですね。

 

1対1のペアリングでは3通りしか採れませんが、3対3なら9通りの組み合わせがあることになります。

 

この辺の優位性は状況によりけりですかね。

それぞれのメリット・デメリットなどの説明は今回は端折りたいと思います。

こういった少数の交配を組みたいときに、Sスリム水槽があると無駄がなくて非常に助かるので、増設して良かったなと思います。

 

今回の交配で採れてしまえば品種としての固定は終わるので、ひと段落かな。

創作していると水槽数を多く割かなければいけないので、なるべく早めに固定して縮小させたいなと思っています。

 

ちなみにラズリーネオンタキシードの方はまだ採れていません。

ラズリーの継承作業はまだまだ続きそうです。