背びれ最強のフルレッドを作る②
前回のあらすじ
経過報告
フルレッドメガドーサル作出の進捗です。
前回は種メスと同系若魚オスで交配を行いました。
その後、無事子供も採れましたので、現在は成長待ちとなっています。


平行作業でリボン化に使ったメス。こちらも2腹程採れました。
若魚から成長したオス。
今回は成長した次世代の中から、新たな種親を選出していきたいと思います。
種オスは同腹のオスを適当に。
もう選べるほどの数もいないですし、RREAなのでオスを減らすと掛からないので致し方ありません。
新しい稚魚が育ってきたら、そこから優秀なオスを抜いて交配に使おうと思います。
そして手元に残っているメスは5匹。
メスも既に選別済みみたいな感じになっているのですが、さらに絞って2~3匹ほど選出したいですね。
1匹目
まずはこの子。
ぱっと見で他に良い個体がいるのでアウトかな。
それにしてもこの系統はメスの尾びれが小さいです。
2匹目


背びれの大きさに関してはGOOD。
ちょっと色彩が薄くて背びれに模様が強く出てしまっていますね。
実際こういった柄が出ているメスを使ってもオスには表現されないのですが、私の方では基本選別漏れにしています。
しかも、今回は同じ表現で上位互換がいるのでこの子もアウト。
3匹目


前回の記事でNo1って言った子よりもやばいです!
私の大好きな高さのある背びれ。
まだ4センチくらいなので、フルサイズになったら化けますよこれは。
ドーサル系は背びれの立ち上がり角度が一番見栄えに関わるのですが、こういった垂直に伸びている個体がベストだと思います。
間違いなく同腹No1の背びれなので、この子は種親確定ですかね。
卵は発眼していませんが、すぐ産みそうなくらい腹パンだったので、さっそく隔離。
翌日、卵交じりの稚魚をぽろぽろ産み始めました。
4匹目


先ほどの個体に見劣りはしますが、全然悪くはないと思います。
スタンダードな表現のメスとして一応残すことにしましょう。
稚魚の目が見えるので、すぐ産みそうです。
せっかくなので別品種と掛けて何か作ろうか迷います…。
今現在RREAレッドテールのコブラやギャラクシーがいるので、そちらに背びれを継承させるのもいいかもしれません。
5匹目


単純な背びれのデカさならNo1のメス。これも凄いですね。
こういった後ろに流れる背びれは、子供の背びれが立ちにくくなってしまうのであまり好みではありませんが、背びれを追求する一環として残そうと思います。
この系統は背びれ重視なので他の部分はあまり気にしないようにしているのですが、やはり尾びれが気になっちゃいますね。
他にも頭部の形が少し気になるので、矯正できたらと思っています。
後はフルレッドとして重要な赤の染まる面積とかも。この系統は鼻先まで中々染まりません。
これで今4世代目かな?
表現もだいぶ纏まってきているので、選別だけでは矯正しづらい部分もあります。
背びれが満足できるところまで改良出来たら、他系統を導入して交配したいですね。
新しく作っているリボン系統の出来が良ければ、そちらと交配するのも選択肢の一つでしょうか。
ただ、Yはそのままなので、結局あんま変わらなそうだなぁ。
リボンの仔
リボンからの子供が大きくなってきたので、お披露目。
現在1か月半です。メスばっかり。


リボンオス~。
きちんと背びれが継承されていますね!
背びれを大きくするドーサル遺伝子と、背びれを伸長させて立ち上がりを補完できるリボン遺伝子は相性の良い組み合わせだと思います。
また、ドーサル遺伝子を入れると尾びれにまとまりがなくなるので、リボンにすることで尾形も整えることができます。


メスはこんな感じ。
今風に言うとCフィンですか?
私の方では特にそういった呼び分けはしていませんが、背びれの先端が伸長した表現になっています。
まだ1センチくらいなので、今後が楽しみですね。
今回の報告はこんな感じで終わりたいと思います。
ではまた!