↑前回のあらすじ
ショートボディの探求②邂逅
記憶から消えかけているので、このシリーズを書き上げてしまおうと思います。
ショートボディとの出会い
私が初めてショートボディ表現を発見したのは、RREAブルータキシードです。
ある日、プラケ飼育の幼魚段階で存在に気づきました。正確には画像の個体ではないのですが、頭部の凹みがなく船のようなシルエットだったことを記憶しています。
この直系は未だに我が家で維持しているのですが、累代が進みすぎているのかサイズが全くあがりません。
近交弱性の影響が強く出ているのか、現在にかけて定期的にショートボディを輩出しています。
ショートボディが出てしまうのは、なんらかの良くない因子がヘテロ状態で持ってしまっていると考えるのが自然でしょうか。親は普通体型で繋いでいます。
今水槽を見てみたら、やはり一匹だけショート表現が出ていました。
この個体は背骨が横にズレている為、スタートアップには使えません。
こういったハズレ表現では仔が採れそうでも、後々苦労するのが見える為取り組むべきではないと思います。
仔は採れたのか?
私の記憶では親に使えそうな個体は↑の個体を含めて2度輩出されています。
1度目は初めて確認した個体なのですが、プラケ飼育の幼魚段階で突然死してしまいました。
2度目は卵が降りてくる所までこぎつけましたが、育成過程でいなくなっていました。
死んでしまったのでしょう。
そんなこんなでこの系統では2度失敗し、他のショート個体はことごとく尾筒の軸がぶれる為、交配に使える個体は出てきていません。
一度も頭部の奇形は出ていないのですが、尾筒中部に変な力がかかり歪みやすいようです。
我が家に来てからも長い為、系統維持がきつくなってきました。
別系統を掛けて立て直すと同時にショートの可能性は潰えるでしょう。