ウォータースプライト育成計画⑨
まさかの続編。
今回はウォータースプライトの千切った葉を浮かべて殖やしてみたので、その経過報告になります。
育成水槽の経過報告
育成水槽の丸洗いとトリミング作業も同時に行ったので、その様子を。
特に代わりしないので興味のない方は今回の記事は飛ばしてください。(結構長いです。)
最近ラックの移動をしていて照明をつけている時間が非常に短く、少し痛んだ葉っぱが出てきてしまいました。
痛んでしまった葉っぱからは子株が出てくるので大事にしなければならないのですが、まだ育成中の子株から発生されても逆に困るので、切り取ってトリミングを行っていきます。
切り取った葉は乾燥させてからエビ水槽に放り込んで餌にします。
以前はくしゃくしゃに丸めて放り込んでいたのですが、ウォータースプライトの生命力と繁殖力が恐ろしくエビ水槽ですら爆殖してしまいました。
エビ水槽では喰われつつも子株が育ってきています。
稚エビも少し大きくなって色づいてきました。
まだまだ写真では取れないサイズですが、足し水のみで手間いらずです。
まずはこの段から。
左側の水槽は先ほどトリミングし終えたので、次は右から2つめの子株水槽をトリミングします。
写真で見ると青々としていますが、汚い葉と株を間引きました。
トリミングのカス。
親株水槽もまた過密になってしまったので、間引いていきます。
回収できる子株はあまりなさそうです。
根っこが伸びすぎてスポンジに活着してしまっていました。
形が悪かったり、少し痛んだ株を間引いてグッピー水槽へ。
まぁまぁ見れるレベルにはなったかな。
エビちゃんの餌もゲットです。入れたら美味しそうに食べ始めました。
次の段へ。一番右の水槽はエビ水槽で、左から2番目は葉を浮かべている水槽です。
つまりトリミングが必要なのはあと2本。
この段の株はかなり大きくなっています。
小さめの株ですらこんな感じです。習字が出来そうな根っこ。
ウォータースプライト用の空き水槽が一つあるので、2本から3本へと小分けしました。
これが家で今一番大きい株です。
子株はかなり出てきていますが、あまり回収できるのはなさげなので暫く放置。
子株を探すときは裏返すと根っこが生えているので、すぐに見つかります。
存在感が凄い。
1つでS水槽を覆ってしまいます。根っこも底に届きそうです。
とりあえずこれで全てのトリミングが終わりました。
トリミングといっても水槽のコケ落としと全換水がメインですね。
今回少し葉の色が白っぽくなってきており、肥料不足を感じました。
ソイル超薄引きですし、浮かせているのでソイルから溶け出す栄養素が足りなくなってきたかも。
所謂吸着系のソイルなので水草用ではないんですよね。もう少しソイルを足した方が良いかもしれません。液肥は使わない予定です。
ウォータースプライトの葉を浮かべて殖やしてみた
前置きが長くなってすみません。
よくウォータースプライトを殖やすには葉をちぎって浮かべると良いなんて言われますよね。
ウォータースプライトは柔らかいのでそんなことをしなくても勝手に茎が折れて痛んだ葉から増えるのですが、今回試してみました。
葉を浮かべる
形の悪い株の葉を全て千切り、適当に浮かべました。
根っこだけになってしまった株も一応浮かべてみます。
この写真を撮ったのが12/22ですね。
子株発生
約2週間経った1/4の様子です。
かなり子株が発生し、既に大きいものも出てきました。
子株を回収
そして本日1/16。凄い子株の数になっています。
横から見るとこんな感じ。
この根っこは全て子株から生じたものです。
さっそく浮かべた葉っぱを見ていきましょう。
個体差はあれどかなりの数です。
この葉からはまだ殆ど子株が出ていません。
普通に浮かべている株から発生するよりも数が多く感じます。
葉全体が満遍なく光を浴びれるお陰で、多くの子株が順調に育っているようです。
一番大きな子株では根っこもかなり伸びてきていました。
浮かべた根っこはこんな感じで、1つはほぼ成長なし。
もう1つは葉が出てきていました。
全体はこんな感じ。
回収できそうな株だけ切り取りました。
浮かべた葉のど真ん中で発生するせいか、どうにも葉が上方向に伸びようとするので大きい子株は葉焼けしてしまっているものもありました。
なるべく早く回収したほうが良さそうですね。
また、この方法は普通に殖やすよりも明らかに効率が良いです。
今は空き水槽に余裕があるのでウォータースプライト育成に10本近く割いていますが、いずれはグッピー用として必要なので減らさないといけません。
この方法を用いて殖やしていけば、親株水槽2、葉を浮かべる水槽1、子株育成水槽2みたいな感じで、水槽本数を抑えながら殖やしていけそうです。